- 感動プロデュース
ルッキズムは、接客の大敵!
2022/05/19
社長ブログ
2022/05/19
こんにちは!
株式会社フューチャーブレーン
代表コンサルタントの
佐藤剛(サトウゴウ)です。
近頃、ロシアとウクライナの戦争について
毎日メディアでさまざまな報道がありますね。
皆さんはどのように思い、感じていますか?
たくさんの意見がある中で、
一つテーマに上がってくることとして
外見至上主義である「ルッキズム」や
「人種差別」という言葉があるかと思います。
この言葉だけを見ると、
すごく大きな問題のようですが、
私たちの日常にも
知らず知らずのうちに「差別」があることも
皆さんは気付いていらっしゃるでしょうか?
例えば、接客にて、
「このお客様はあまりしゃべらないし
苦手な人だから一定の距離をとって接しよう。」
または、
「このお客様はお話好きで話しやすいから
こちらからどんどん話しかけてみよう!」
などの見た目の印象で
接客スタイルを決めつけたりしていませんか?
実はこれが、
ルッキズムであり人種差別につながります。
ある意味これは、人に対する偏見であり、
先入観であり、思い込みですよね。
もちろん、お客様に合わせて
接客することは大切なことですが
表面的に見える部分だけで人を判断することは、
その人の求める本質的なご要望や
お悩みに気付くことができず
結局、お客様の心が離れていってしまう…、
こんな残念なエピソードを山ほど聞いてきました。
現代において、
SNSやオンラインでのやり取りが多いからこそ、
見える文字や言葉だけで
判断してしまうこともあるかと思います。
しかし、
私たち美容のお仕事に求められていることは、
お客様の外面や表面だけを
美しくすることではなく、
お客様の内面である
心からのケアも行うことが大切です。
そう対応することや接客することで、
そのお客様の人生を良き方向に導くことができる
そんな可能性が生まれます。
そこでお客様の見た目の印象や表面の言葉だけを
鵜呑みにして深く理解せず
曖昧なまま接客をしていても
本当にお客様の真の要望や悩み、
心に至るまでケアすることができるのでしょうか?
これでは、
お客様への思いやりに欠けてしまいます。
では、いったいどうすればよいのでしょうか?
一見、クールなお客様で、
少し話しかけにくい方だとしましょうか。
そこで、
今日はどのようなお気持ちで来てくださったのか。
質問してみてください。
はじめは「なんとなく。」
そんな返答かもしれません。
でも、ここで諦めないでください。
最低平均1万円~2万円前後の費用のかかる
失敗したくない美容関連サービスで
「なんとなく目に入ったから。」
そんな理由でご来店されるお客様は
いらっしゃるのでしょうか。
少なからず、ご要望や気になっていること、
前からずっと悩んでいるなどの理由があるはずです。
ベストな施術を行い、
効果を感じて頂きたいからこそ、
このお客様の見えない気持ちに寄り添えるように
業務の気持ちではなく
興味・関心の気持ちを持ちながら
質問を聴いてみてください。
それでも何もご要望などが出てこないときは、
こちらから私たちの使命やサロンのコンセプトを
伝えてみてはいかがですか。
また、
伝える際にも意識してほしいところがあります。
それは、論理的に話すということです。
感情的な話や感覚的な話では
お客様に伝わりづらいです。
相手目線に立って話し
お客様が持つ不安の解消にも努めてみましょう。
そして、自分たちが大好きなサロンに
お客様がいらしてくださったことへの感謝や
感動の気持ちをこちらから伝えてみてください。
そうすると、少しずつお客様の心の氷が解けて、
本音を話してくれ始めるかと思います。
何をするにしてもこちらから。
お客様との出会いにこちらが感動するからこそ
お客様も接客や施術に
感動してくださる可能性が高まります。
ぜひ目の前のお客様に感謝と感動を伝え、
お客様が本当に求めていることを
的確に提供できるように、
差別をなくす接客を心がけてみてください!
この世の中で、
自分たちの未来に不安を抱えている人も
沢山いると思いますが
明るい未来を切り開くためにも、
自分の発言・言動を見直してみませんか?
私たちの世界は言葉でできています。
言葉が世界を作り、
そして言葉が未来を作ります。
皆さんのこれからの成長と成功を
心から願っております!
株式会社フューチャーブレーン
佐藤取締役社長/CEO
佐藤 剛(さとう ごう)
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