- 成功ノウハウ
「みんなに好かれたい」承認欲求は必要?
2023/01/23
社長ブログ
2023/01/23
皆さん、こんにちは。
株式会社フューチャーブレーン
代表取締役社長の佐藤剛(サトウゴウ)です。
今回は人間の欲求についてのお話をさせて頂きます。
人間の欲求というと
マズローの欲求5段階説を思い出しますね~。
一応、私も国家資格キャリアコンサルタントなので
マズローを少しは勉強させてもらいました。笑
マズローの法則とは、
第一段階:生理的欲求(生命を維持したい)
第二段階:安全の欲求(身の安全を守りたい)
第三段階:帰属・社会的欲求(愛の欲求、他者と関わりたい)
第四段階:承認欲求(他者から認められたい)
第五段階:自己実現欲求(能力を発揮して自分らしく生きたい)
のことで
第一段階から第四段階を欠乏欲求といい
第五段階になってはじめて
成長欲求が生まれてくるという考え方です。
皆さんは、自分自身のことや自分の仕事を
誰から認められたいと思っていますか。
たとえば、両親・上司・友人・後輩など
あるいは自分以外の全員から好かれたい!
なんていう方もいらっしゃるかもしれませんね。
今回は皆さんが漠然と抱えている
「認められたい」というマズローの第四段階の
承認欲求にフォーカスして
お話しをしていきたいと思います。
ところで、
弊社の企業説明会に参加される学生の皆さんに
私は毎回こんな質問をしています。
Q)友達もしくは親の前と会社や上司の前で
同じ姿や態度でいられますか。
そうすると学生の皆さんは苦笑いしたり
少し困った表情になりながら
「多分、全然違うと思います。」と答えます。
そんな学生の皆さんを見て私は質問を続けてみます。
Q)では、どうして態度が変わるのだと思いますか。
そうすると、
「上司や先輩・後輩によく見られたいから」
「できない自分の姿を見せたくないから」などなど
等身大の自分の姿ではなく
仕事モードに切り替えなきゃいけないと
皆さん話してくれるわけです。
でも、それは本当の自分ではなく
偽りの自分なのではないでしょうか。
普段の自分より無理に背伸びをして
仕事モードに切り替えなければいけないときには
嫌だな~面倒くさいな~と
うっと、胸が苦しくなる・・・。涙
さて、最後の質問です。
Q)偽りの自分はいったいどのくらいの期間、
維持できるのでしょうか。
学生さんに聞いてみると
もって3ヶ月。
もしかしたら1週間でもしんどいかも・・・。
という方がほとんどでした。
果たして、このブログをご覧の皆さんは
いかがでしょうか。
フラットなあるがままの自分の姿で
仕事ができたら一番良いですよね。
しかし、時にして自身が認められたいという
承認欲求がそれを邪魔してしまいます。
では、そんな認められたいという気持ちを
もう少し掘り下げてみましょう。
あなたはいったい誰から認められたいのでしょうか。
もし、あなたが直属の上司や両親など
認められたい誰かが明確にいるとして
それ以外の人からの評価を気にしているのであれば
本来、認められたい相手以外の
評価なんて気にする必要はありませんよね。
また、はっきりと誰かから認められたいわけではなく
ただ何となく自分と関わる人全員から
認められたいというなら
「全員に承認されるのは不可能だ」ということを
あらかじめ覚えておくことが大切ですね。
それぞれの人間は趣味嗜好が違うので
どんなに人気のアイドルや俳優さんだって
世の中の全員に好かれるのは不可能なことなのです。
本当に認めて欲しい相手以外への
「変な遠慮」「恐れ」「嫌われたくない」という
感情が一番に来てしまって
億劫になってしまうのなら
今日のこのブログを読んだタイミングで
考え方を変えてみましょう!
・やったことないから怖い
・認められたいが強すぎて認められなかったら怖い
要するにプロとは
そういった恐怖に打ち勝った人のことなのです。
そしてもうひとつ伝えたいこと、それは
「どんな人ともうまく付き合う」ことと
「皆から好かれる」ということは
真逆のことで似て非なるものだということです。
そして私たちが目指していくべきプロとは
「どんな人ともうまく付き合う」ことの
できる人です!
京セラの創業者である稲盛和夫氏の教えで
▶人間の価値とは=能力×熱意×人間性(人間力)
=利他(相手目線)
『他人に善かれかし』
という仏教の言葉があります。
慈悲の心、愛のことです。
私の尊敬する稲森和夫氏の著書の中にも
span style=”color: #666699;”>『世のため、人のために尽くす』ということ。 人生を歩んでいくうえで、 また私のような企業人であれば 会社を経営していくうえで欠かすことのできない キーワードであると私は思っています』
と書かれています。
西郷隆盛氏が残した名言の1つにも
『人を相手にせず、天を相手にせよ。 天を相手にして、己を尽くし人を咎めず、 我が誠の足らざるを尋(たず)ぬべし』
という言葉があります。
人ではなく常に天を相手にするように心がけること。
天を相手にし、自分の誠を尽くし、
決して人を咎めるようなことをせず、
自分の真心の足らないことを反省せよ、
という意味です。
いたずらっ子だった小さい頃はよく
「お天道様がみてるよ」と親から教わったものです。
たとえば、あなたのお客様があなたの後輩に対して
「上司の〇〇さんには本当にお世話になったの。」
「心から感謝しています」と
言ってもらえるような
あなたであってほしいのです。
そういう人になるためには
・人の話を聴けない人(素直な心がない人)
・自分さえよければいい人(利己的な人)
・感謝がない人(与えてもらって当たり前の人)
・自分と違う相手のことを尊重できない人
になっていないか、
常に客観的に自分を振り返ることが大切ですよね。
「素直な心」「利他の心」「感謝の心」
の3つの心を大切に
目の前の人やお客様に協力してもらえるような
そして天すらも味方してくれるような人になれるよう
心から応援しております。
株式会社フューチャーブレーン
代表取締役社長/CEO
佐藤 剛 (さとう ごう)
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